社員インタビュー 2011年入社 川口祐太さん(鉄道部技術課電気区)

メッセージ

当社はいわゆる中小私鉄、地方私鉄に分類される鉄道会社です。小さい鉄道会社ゆえに、多くの仕事に携わることができ、皆さんが成長するチャンスがたくさんある会社です。
 
また、鉄道事業は総合力です。工学系の学部・学科に限らず皆さんが大学生活で学んだり体験していることは、これからの業務のどこかで活かすことができると思います。ぜひ一緒に仕事をしましょう。
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入社後の経歴

2011年4月 西武鉄道株式会社出向
2011年9月 鉄道部技術課電気区
2012年3月 西武鉄道株式会社出向
2013年3月 鉄道部技術課電気区
2013年9月 鉄道部技術課
2020年12月から 鉄道部技術課電気区

インタビュー

伊豆箱根鉄道へ入社した動機を教えてください。
幼いときから鉄道に興味があり、就職活動中も鉄道業界に就職したいと考えていました。
また、地元・静岡県東部での就職を考えたときに、馴染みのある鉄道会社である当社への入社を決めました。
仕事のやりがいは何ですか?
毎日の「異常なし」の報告です。
 
私の職場では、鉄道の電気設備の保守・管理をしています。年間計画に基づき設備を検査し、異常箇所を発見したときには、その都度設備の補修をします。些細なことが運行障害に繋がることがあるため、一つ一つの検査は大変重要です。また、老朽化や法律に対応するための設備更新を計画し、列車の安全運行を維持していきます。これらの日常業務を通して、鉄道会社で大事なことである定時運行を、毎日の安全・安定輸送とともにお客さまに提供することができます。「異常なし」の報告は、私たち技術系職員の業務の成果です。
 
また、以前の職場では電気設備に関しての役所等、社外との手続き、工事や資材購入の発注業務・経理処理業務をしていました。設備1箇所の更新といえど、社内・社外問わず様々な手続きが発生するため、一筋縄では設備更新を進めることができません。手続きを1つ1つを進め新しい設備が稼働し、そのあとの経理処理業務が終わって私の一連の業務が終わります。なかには様々な課題にぶつかることもあります。1つまた1つと設備更新が終了したときに、やりがいを感じていました。変電所の更新工事は一番の思い出です。
会社の雰囲気はどうですか?
業務中は、一人一人が真剣です。鉄道は、一人で動かすことはできません。当社では鉄道の運行にあたり、私たち技術系の職員だけでも、電気設備だけではなく、線路設備、車両設備と3つの専門的な担当があります。また運輸系では、運転士・車掌、運転指令、駅係員、旅客指令と4つの担当に分かれています。鉄道の運行に属する係員が1つのチームとなって、基本動作を守り安全運行に努め、お客さまに気持ちよく当社鉄道線をご利用いただくために、一人一人が真剣なことは不可欠な要素です。
 
もちろん、休憩中はアットホームな雰囲気です。鉄道は様々な設備を使って運行してますが、最後は人が動かしてます。業務中の真剣さの裏に、このアットホームな雰囲気があることで業務中の潤滑剤となります。よりチームとしての力を高めることができていると思います。
今後の目標は何ですか?
継続してお客さまに安全・安心を提供する設備運用を考えることです。私は、グループ会社の西武鉄道へ2度出向しました。いずれも短い期間ではありましたが、首都圏にある大手鉄道会社で当社とはスケールの違う組織を経験することができました。また、当社での業務では設備更新のための予算作成から執行、それに対する国の補助金制度の活用についての業務等々に携わらさせて頂きました。設備を維持することへ様々な視点がありることがわかりました。今後も継続してお客さまに安全・安心を提供するとともに、同時に当社で働く私たち鉄道係員も安全であるためにはどうしたら良いか、引き続き考え提案したいと思います。
 
そのために、後輩達が設備や仕事を理解し成長するためのフォローをしていきたいと思います。しかし、私自身も知らないことが多々あり、先輩後輩に教わることはこれからもたくさんあり、日々勉強です。